こんにちは、歯科衛生士のもさんです🦷
今回は、虫歯の中でも特に進行した状態であるC3・C4の虫歯について解説します。
「ズキズキ痛む」「歯が大きく欠けてきた」などの症状がある方は、虫歯がかなり進行している可能性があります。
放置すると歯を失うこともあるため、早めの対応がとても大切です。
C3・C4の虫歯とは?
虫歯は進行度に応じて「C0~C4」に分類されます。
C3は虫歯が歯の神経(歯髄)に到達した状態、C4は歯の大部分が崩れ、根だけが残っている段階です。
- C3:ズキズキする痛み、冷たい物や熱い物がしみる、噛むと痛い
- C4:歯がほとんど崩壊、痛みがなくなることも。膿や腫れを伴うことがある
C3の治療方法
C3では神経が感染しているため、「根管治療」が必要です。
神経を取り除き、根の中を清掃・消毒し、薬剤を詰めた後、被せ物で修復します。
- 虫歯部分の除去
- 神経の除去・根管の消毒
- 薬剤の充填
- 土台(コア)の作製
- 被せ物(クラウン)の装着
通常は数回の通院が必要です。
C4の治療方法
C4は歯の大部分が失われているため、保存が難しいケースでは抜歯が選択されます。
抜歯後は、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで機能回復を図ります。
- 保存可能な場合:根管治療+被せ物
- 保存困難な場合:抜歯
- 抜歯後の補綴:入れ歯・ブリッジ・インプラント
まとめ
C3・C4の虫歯は放っておくと、激しい痛みや歯の喪失につながることがあります。
違和感や痛みを感じたら、早めに歯科を受診しましょう。
今後も、お口の健康に役立つ情報をわかりやすくお届けしていきます。
読んでいただきありがとうございました。